〔米国株〕配当プロテクトアーマーを鋳造開始せよ ディフェンシブ株導入はオフェンシブに

こんにちは。びたみんしーただです。

世界全面株安続いてますね~。先行きの不透明さが投資家の恐怖心理を悪化させていますね。このような場合、投資家はどう動くべきなのでしょうか?これまでのような上昇相場しか体験していない僕は、歴史や識者、経験者に学ぶしかないと考えています。今回はその中から見つけた一つの手法について実践しましたのでご紹介します。

はじめに

ここ最近の下落はすごいです。特にFOMC以降は大統領とFRBの舌戦となっています。依然として『タカ派』の姿勢を崩さないFRBですが、今日のWSJのニュースでこのように酷評されています。

『【社説】自信過剰のFRBがもたらした株価急落』

金融市場の神経を、聞こえのいい言葉でなだめようと試みる当局者たちはたいてい失敗する。24日のスティーブ・ムニューシン財務長官がまさにそうだ。長官は前日の日曜日に、米国の6大銀行が電話で、融資と運営のための「流動性が有り余るほど」あると伝えたとツイッターに投稿した。そして週明けの株価は3%近く続落した。

引用元:ウォール・ストリート・ジャーナル

こうした背景もあり、市場の混迷はしばらく続きそうな感じがありますね。

これまでも、僕は不安定市場でのスタンスについてポストしてきました。“暴落に備えて~”などと謳ってきましたが、実際にダウの600ドル以上の下落が起こってしまうなどのまさに急落現象が起きています。変動率にして3%程度であったため『急落』と表現しています。悪しからず。

現状の整理

買付のタイミング

こうして大幅下落が数日間立て続けに発生すると、ロスカットや薄商いが影響するため、投資家心理も非常に悪化します。現に、本日の日経は1,000円以上下げるのではないかと言う勢いで下げています(前場終了時点)。しかしながら早めのロスカットをした人や、資金を構えていた人は少なからずいるはずで、どこでINするかの契機を伺っていることと思います。

ちなみに僕も後者で、資金の投入時期を先月の下落時点から見定めていました。

上記記事の中でNISA口座枠の利用について言及し、年内に枠の消費を宣言しています。と言うのも、2018年内の中では、現在の主要指標が最安の状態にあることから、中期保有する上での買い付けのタイミングとしては年内最高の安値で仕込めるというように考えました。

市場の混乱

しかし、現在の市場自体が混乱状態であることは理解しなければなりません。

ダウとVIX指数(恐怖指数)を比較するとわかりますが、既にVIX指数は2月のフラッシュ暴落と同レベルまで上昇しています。この指数は30%前後まで上昇すると市場の混乱状態を示すと言われていますので、既にその大台は突破しているのが現状です。注目すべきは、その指数は同水準にも関わらず、ダウの価格は2月のそれに比べて大きく下側へ乖離していることです。

連日の下げから下値の抵抗線を突破して下に抜けています。これは市場の混乱状態が2月に比べて悪いものであることが見て取れます。投資家心理とサイクルは”行き過ぎる”とハワード・マークス先生が著書で語っていますが、まさにその状態を示していると言えるでしょう。

また、CNNで発表している『Fear&Greed』の指標を確認してみます。

このように『Extrem Fear』となっています。基本的にこの指標は8前後が反発ラインと言われていましたが、更に悪化しており市場が如何に混乱状態であるかを示しています。

つまり、これらのタイミングで買付を行うということは、『更なる下落も予想の範疇』としてふるまう必要があるということです。

新銘柄の組入れ

配当プロテクターの鋳造

そんな中、NISA口座の年内分反映期限が日本時間の12月25日の朝6時までとなっていましたので僕は新規の銘柄を買い付けました。

上記の9銘柄を買付し、PFへの導入を行っています。これにより配当プロテクターを形成する足掛かりを作ったわけですが、これを始めてしまった以上は、決まったルールに基づいて枚数を増やしていくことが肝要です。

ちなみに、投資金額については公表していませんが、それなりに大きな金額を入れています。

手が震えますね。

買付の経緯

これらの買付経緯については、過去記事を参照していただきたいと思います。

今回の組入れ銘柄については先月から株価や今後の展望を考慮しつつ選定をしています。基礎情報については以下の通りです。

これらの平均利回りは、24日時点で『3.68%』の構成となっています。今回の急落の影響で相対的に利回りが高くなっていますので、そういう意味では1ついい機会に投資ができたと感じています。しかし、このあと更に下抜けする可能性もありますので、その点に関しては確固たる自信をもって買い増しを続けていくことが前提条件となります。

結局はルール作り

このように買付を実施したわけですが、先にも記述したルール作りがものを言います。しばらくは『バフェット太郎』方式で月一のリバランスしながら枚数の増加に勤めていきます。

ただ、例外としてたばこ銘柄のリバランスには気を付けようと考えています。バリュー株、ディフェンシブ株と言われながらもボラリティの高いたばこ銘柄は時期や時の支配者により企業の立場が変わりますので、注意が必要です。このため、MOに関しては一定期間内で損切ラインを決めていますので、それを割るようなら即売却のスキームとします。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

ついこの前までハイテクを触っていたとは思えないPF構成になりました。現状、市場の混乱状態はピークかどうかすらわからない状態です。しかし、今日の朝にはNHKや民放各社が下落をトップニュースで取り上げていました。そのせいか、Twitter上でもいわゆる『総悲観』の状態に近づいてきている雰囲気があります。メディアって怖いですね。

総悲観となってからも多少の下げは覚悟しなくてはいけませんが、そういう時に粛々と枚数を増やした人が将来的には成功する可能性が高くなります。何度も言いますが、下落が続くことを念頭に置いての銘柄選定を今後は重視していく必要があり、買い増しするメンタルも必要となるのです。

結局、ディフェンシブ株を始めるタイミングは、オフェンシブなタイミングであることがわかります。

こういった意味では、ジリ貧になることもあるかもしれません。しかし、長い目で見るとこのタイミングは市場好調時に買い付けるよりも余程価値のあるものであり、成功もしくは失敗の経験をするのにも絶好の時期なのかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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