こんにちは。びたみんしーただです。
今回は、運用相談第2弾として、最近、僕の友人が米国株の個別株&ETFの運用を始めましたので、彼が資産運用を始めるまでに至った経緯についてご紹介いたします。
第1弾はドル建て保険の加入是非について相談された事例を紹介していますので以下をご覧ください。
はじめに
あなたの周りには資産運用や株式投資をしている人はいますか?僕には最近仲間ができました。
これまでも、運用勝負記事で登場したN君が周囲にいることを記事内で紹介していますが、株の話をするとしたらN君しかいないという状態でした。
特に同年代の友人などは、株式投資や資産運用と聞くと「騙されるんじゃないか」「ねずみ講の片棒を担がされるのではないか」など拒否反応を起こすケースも珍しくなく、あまりこういった話はしないでおくことが良い場合があります。
しかし今回、仲のいい友人から運用相談を受けまして、その結果米国株の運用を決意し今実際に運用しています。今回は、そんな身近な人からの相談を題材に『リアル』な運用を始めるまでの経緯を紹介したいと思います。
相談者について
プロフィール
- 相談者 :りんごくん(仮名)
- 所在 :青森県
- 年齢 :28歳
- 職業 :会社員(春から公務員)
- 扶養 :なし
- 世帯 :3人(今春出産予定)
- 資産運用:なし
- その他 :自動車ローン残2年
彼は僕が大学1年の頃からの知り合いで、長年の友人です。昨年結婚し、春には出産と幸せとお金の消費が比例して反映される状況にあります。
相談の背景・理由
- 老後のお金について不安になってきた
- 年金がちゃんともらえるのか不安になってきた
- 出産を控え、今後の必要経費などお金に困りたくない
- いずれは一軒家を持ちたい
- 子どもを育て終わってからの生活のイメージを明確化したい
- お金に困ることなく安心が欲しい
- 若いうちにチャレンジしてみたい
立派な考え方だと思います。なんなら僕自身が通過していないイベントまで経験として持ち合わせていますから、むしろこっちが教えて欲しいぐらいです。こうして見ると、多くの不安要素は、『お金で苦労したくない』ということや『老後の蓄えを潤沢にしたい』という様子が伺えますね。
これに関しては僕も全く(ボーイケンとは)同意見です。以前、僕がなぜ資産運用をするに至ったかをポストした記事がありますので、そちらも併せてご覧ください。
相談『米国株を始めたい』
ここからは、上記の相談の背景・理由のリストを抽出するにあたってのリアルな2人のやりとりをご紹介します。
きっかけは不安な社会保障制度
りんごくん
びたみんしーただ
りんごくん
びたみんしーただ
りんごくん
びたみんしーただ
やはり、僕らの働く世代からすると、『年金・老後』と言った社会保障の部分がどんどん薄れてきているというイメージがあるようですね。実際20代でありながら老後老後というのも時期尚早と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これは非常に重要な視点です。これは現状『マクロ経済スライド』という手法で総支給額を減じながら支給し、原資が枯渇しないようにコントロールしています。しかし、僕らの後の世代も人数が減少しているため、僕らが年金をもらうタイミングでもスライドは続き、受給額が減るのではないかという不安が広がっています。
実際、多くの国民が不安視するように、公的年金は今後、物価上昇要因を除いた実質的な受給額が減少することになる。これは「マクロ経済スライド」と呼ばれる仕組みであり、少子高齢化が進展するなかで、現役世代からの限られた年金保険料の原資を、高齢者に対して抑制して給付するものである。
引用元:ライブドアニュース
米国株のすゝめ
りんごくん
びたみんしーただ
分散投資は、投資対象を多様化させることで、資産運用に伴う価格変動リスクを低減させて好リターンをめざす有効な方法です。すべての資金をひとつの金融資産に集中させると、運用がうまくいかなかった場合にはマイナス影響が資産全体に及びます。けれども値動きの異なる複数の資産に分散させれば、リスクを分散しながら、安定的な収益を期待することができるのです。具体的な分散の方法は、国内外の国や地域、株式や債券など商品、円やドルなどの通貨と、積立などの時間で分けるという、大きく4つの考え方があります。
引用元:SMBC日興証券
りんごくん
びたみんしーただ
りんごくん
びたみんしーただ
運用検証
びたみんしーただが試算してみた。
2000年以降の市場暴落の例
このように、暴落は3回のステップで説明することができます。
- 下落のスタート
- 下落期間
- 回復期間
高配当銘柄の運用検証
今回は、上記のITバブル崩壊を例にとり、明日からそのような状況になった時に投資を続けていくとどうなるかの簡易リターンを試算してみましょう。この試算は以下の条件で行います。
※)この試算は現実で起こりうる事象を全て網羅的に示したものではありませんのであくまでも参考程度に見ておいてください。
株式・市場諸元
株価 :$100~
配当利回り :3.2%
PER :考慮しない
増配 :考慮しない
配当月 :3月、6月、9月、12月
株価変動条件:ITバブル崩壊時~回復までに倣う
運用条件
初期保有数 :10株
毎月積立額 :$300
手数料 :考慮しない
購入条件① :『運用開始~含み損期間』当初保有価格より-10%の含み損が出た場合
購入条件② :『含み益期間』半年に1度
購入枚数 :キャッシュポジションの1/3で買付できる枚数
検証結果
CP :$13,300
年間配当:$768
含み益 :$13,600(参考値)
※)運用検証に利用した表データはコチラをクリックしてください。
りんごくん
びたみんしーただ
実際に運用検証すると机上ではこのような結果になりました。但し前述したように、あくまでも参考値です。実際は個別株で運用していくとそれぞれの決算状況などが影響してくることもあります。また、今回はすぐに暴落したらという前提条件の基での検証です。これが仮に、上層相場から乗っかってしばらく定期積立をした中での暴落だった場合、株価の含み損を回収するまでの期間は倍以上かかります。
りんごくん
びたみんしーただ
りんごくん
びたみんしーただ
このように、特に老後の生活資金というものすごい長いスパンで投資をするのであれば、最初は割安且つ安定した企業なんかを選択して投資するのが好ましいかもしれません。また、投資法としては割安になったら購入と言うように、今回検証のような『下落率』ではなく『ファンダメンタル分析』からルールを作るのも効果的かもしれませんね。
りんごくん
びたみんしーただ
りんごくん
(続く)
おわりに
いかがでしたでしょうか?
本来は『津軽弁』で会話していたので一人称や文末は訛りまくってるんですが、不特定多数の方に見ていただくことを前提にそこは改変しています。僕が今保有するディフェンシブ株も若干市場平均よりも高いため、暴落が来たときはかなりダメージを受けそうな気はしています。
しかし、今回の検証のもう少し複雑なものを全銘柄で実施し、それを経て買い付けに至りました。このため、長期で運用するという前提の中ではプラスになると思い運用しています。ちなみに、りんごくんはバフェット太郎さんの書籍・ブログ、たぱそうさんのブログを見て気になっていたようです。
確かに実績ある人の行動を文章化したものには説得力がありますよね。しかしながら、実は成功手法よりも失敗手法の方が意味のある情報になりやすいです。そういう意味では、ハイテクで辛酸を舐めた僕の話を聞いてくれたのは現実味があっていい情報になってくれてるかな。と思ってます。
次回は、『子育てと投資とマイホーム』をテーマに続きをポストしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメントを残す