〔米国株〕学ぼう!高配当銘柄 Part.2【PM】フィリップモリス

こんにちは。びたみんしーただです。

今回は、先月からポートフォリオに組み入れた高配当銘柄についての考察Part2です。

ちなみにポートフォリオの変遷については以下をご覧ください。

あわせて読みたい

〔資産運用〕2018年9月ポートフォリオ 『高値』の花となったAMZNとの付き合い方

 

また「Part.1」として【PFE】ファイザーの考察も行っております。当該記事は以下をご覧ください。

 

〔米国株〕学ぼう!高配当銘柄 Part.1【PFE】ファイザー

高配当銘柄を組み入れる理由

先月から組み入れている高配当銘柄ですが現在の保有状況は

  • 【PM】 フィリップモリス
  • 【PFE】  ファイザー
  • 【KO】 コカ・コーラ

このようになっています。数ある配当銘柄の内、米国内に留まらず上記の3つは様々な投資家が組み入れている銘柄と言っていいでしょう。僕は最初グロース株から入ってそれが少し安定してきたというのもあり高配当銘柄を組み入れることに決めました

至った経緯として、そんなに新しい本ではないのですが、下記の「株式投資の未来」を見て思い立っとところもあります。発刊から時間も経っているので全てが全てリアルタイムに通じた情報ではないですが、歴史的観点から市場を観測していくという部分を参考にするにはかなりい書籍だと思います。

今回から何度かに分けて僕の気になった銘柄を1つずつピックアップして考察していきたいと思います。

注目していく点として以下が挙げられます。

  • 配当利回り2.0%以上
  • 予想PER ≦ 市場平均以下か否か
  • 配当性向の余裕
  • 株単価

以下、これらを重要視する理由です。

※)過去記事からの引用になるのでご存知の方はスキップしてください。

配当利回り2.0%以上

高配当銘柄ということですので、これは外せません。ただもっと利回りの良いところもたくさんあるのにあえてこの2.0%に設定するかと言いますと、成長と共に配当を開始する企業について取りこぼさないよう配慮するためです。配当金再投資は積み立てと継続が大事ですので、配当開始から増配、そこからの株単価の上昇など拾えるものは拾いたいという若干浅はかな考えでスクリーニングしていきたいと思います。

予想PER ≦ 市場平均以下か否か

高配当銘柄ということです

投資をするにあたって、特に成熟した企業に対しての投資はPERを重視するのは肝要だと思います。グロースは逆にPERでは計れない部分も部分がありますが配当銘柄は別です。それが市場平均以下かどうかということは注視します。また、低すぎる場合も要注意とみなしてスクリーニングしていきたいと思います。

配当性向の余裕

長期で投資するにあたり、ここも重要です。投資して間もない間に配当性向がオーバーフローしてしまうと増配などの+αが受けにくくなる可能性があるからです。最悪減配もあり得ます。このため、配当性向にある程度余裕があるのかどうかを業績推移とともに考慮するのは大事だと考えます。

株単価

僕は薄給サラリーマンですので、決まった時期に決まった額を投資するにあたり、あまりに株価単価が高いと積み立てできない可能性があるので、悲しいことにこれを考慮せざるを得ません。100ドル以下であれば買い増ししやすいのでうれしいですね!

今回の考察銘柄:【PM】フィリップモリス

企業概要

フィリップモリスは、アメリカ合衆国ニューヨーク州に本社を置く、世界最大のたばこメーカー。アルトリアグループの中核部門である。統括本部はスイスのローザンヌにある。日本法人のフィリップ モリス ジャパン合同会社は東京都千代田区永田町山王パークタワーに構える。

引用元:ウィキペディア

  • セクター :生活必需品部門
  • 時価総額 :123,319.00(百万ドル)
  • 売上高  :  30,389.00(百万ドル)
  • 当期純利益:  8,004.00(百万ドル)
  • 一株配当 :4.25ドル
  • PER  :15.40倍(市場平均実績:22.93倍 予想:15.69倍
  • 配当利回り:  5.75%
  • 配当性向 :90.50%
  • 株単価  :79.33ドル付近(9/17場中)

直近の決算 2018/7/31 第2Q四半期決算

  • 売上高:7,726百万ドル(予想から+0.16億ドル
  • EPS:5.15ドル

以下、次期決算ガイダンス

  •  EPS :5.02~5.12ドル(旧ガイダンスから-0.13~-0.15ドル

考察

重要視する項目

僕が事前に挙げた重視する4つの項目

  • 配当利回り2.0%以上
  • 予想PER ≦ 市場平均以下か否か
  • 配当性向の余裕
  • 株単価

今回のPMは、前々回の決算以降”訴訟問題“や”先進国のたばこ消費量の低下“により何かと機関投資家の的になりやすい銘柄です。また「株式投資の未来」内でおすすめしているということもあり”シーゲル銘柄“と言うような呼ばれ方もされています。

上記の重要項目についてですが、クリアしていない部分が”配当性向の余裕“についてです。PMは既に90%以上を配当に回しており、あまり余裕がありません。一応PMは10年連続で配当は出していますが、配当性向は業績が悪化した際に、前期と同様の配当金を捻出しようとしたときに上がる指標です。場合によっては借金をしてでも出す場合もありますよね。しかし、こういったように投資の観点からするとこの配当性向は売却タイミングを見計るには有効な指標になりますのでわかりやすくていいなと思います。

正直タバコはここ最近日本でも嫌煙の動きが活発化し、僕の勤めるところでも喫煙所の廃止が決まりました。僕自身もスモーカーであるので悲しいですが、それでも辞める人が少ないというのが何となく心の支えになってます。

結局のところ、喫煙所が廃止されようが電子タバコに変わろうが消費があればたばこ産業は成り立ちますよね。また、途上国などで消費が伸びるパターンもありますので、それを期待しましょう。実際先進国よりも途上国の方が人口増加が大きく、今後の消費量も伸びていく可能性がありますので、そこにうまいこと参入できればこういった企業は結構丈夫なもんです。

また、チャート的にもかなりいタイミングで参入できました。75ドルのラインが下支えとなっており、ここで何度かリバウンドしている傾向がみられます。このため、売却のタイミングとしては75ドルが一つ指標になるので管理はしやすそうですね。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

僕も喫煙者として10年近く生活していますが、辞めた人は数人、吸い始めた人はそれより多いです。アイコス効果でしょうか?体にいいか悪いかは悪いのでしょうが、嗜好品として確固たる地位を築いていますので安定していると楽観しています。テクニカル的にも今は買い増しの機会で間違いないと思いますのでしばらくは枚数を増やしていこうと思います。

相変わらずグロースは高額で推移してくれているので最近は安心感がすごいです。あまり案視しすぎるのも危険かもしれませんが、このようにディフェンシブ株と併せて運用していくと更に安心感がでるのではないでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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