びたみんしーただです。
兼ねてから保有するNVIDIA(ティッカー:NVDA)ですが、2019年第3Qの決算を受けて一部利益確定をしたと記事にしました。
しかし、そこから数日後には再度買い直しをしています。今回はその判断に至った理由をまとめます。
はじめに
まずはNVIDIAとはどのような企業であったかをおさらいしましょう。
NVIDIA Corporation(エヌビディアコーポレーション)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクララにある半導体メーカー。コンピュータのグラフィックス処理や演算処理の高速化を主な目的とするGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を開発し販売する。 デスクトップパソコンやノートパソコン向けのGPUであるGeForce、プロフェッショナル向けでワークステーションに搭載されるQuadroやNVSで有名だが、スーパーコンピュータ向けの演算専用プロセッサであるTesla(テスラ)や、携帯電話やスマートフォン・タブレット端末向けのSoC(システム・オン・チップ)であるTegra(テグラ)の開発販売も手掛ける。また近年は、自動運転技術の開発にも力を入れている。
引用元:ウィキペデア
NVIDIAはゲーミングPCやゲーム用のグラフィックチップ(GPU)を製造する半導体メーカーです。これまでGPUはパソコンなどのグラフィックを司る半導体として利用されきましたが、近年は目まぐるしく演算機能を発展させているスパコンの主要半導体として利用されています。巷でいうところのディープラーニングなどの画像処理技術は、単純な計算速度に適したCPUよりも並列化処理が可能なGPUの方が適していると言えます。
これらの背景から、GPUを生産するNVIDIAは生産に加え、CUDAと呼ばれる画像処理以外にもその処理能力を転用できるプラットフォームを開発し提供しています。しかもNVIDIAのエンジンを積んだスパコンは演算能力世界一であるとともに、その他の上位もほぼすべてがNVIDIA製品を使用したものでした。ちなみに世界一位のSummitは現在4連覇中です。
また最近はそれらの演算能力が評価され、自動運転業界へも名乗りを上げています。もう既に各種自動車メーカーと提携し今後の自動運転技術の発展に携わっている状況です。自動運転については以下の過去記事で触れていますのでご覧ください。
このような実績から総称すると、ゲーミング半導体屋さんからAI時代の分析使用機種のハード&ソフトを提供する企業に昇華した企業と言えるでしょう。
買い戻した理由
これまでの株価の推移を見てみると、2018年11月に決算の失望売りが始まってからしばらくは株価の低迷が続いています。
これには様々な状況が重なっていますが、当時の影響は以下の3つと言えるでしょう。
- 米中貿易摩擦
- 決算不振
- ソフトバンク孫正義氏による保有株の売却
これらのうち特に効いたのは孫正義氏による売却であったことは間違いないでしょう。この売却の発表により集団心理として売り先行の空気間が作られ、それにつられて売却した投資家も多かったと言えるでしょう。
ソフトバンクグループ(以下SBG)の孫正義代表取締役社長兼会長は2月6日、2018年度第3四半期決算説明会で、16年12月に約3000億円で取得した米NVIDIAの株式を全て売却したと発表した。市場変動によりNVIDIA株が急落したため、18年度Q3(10月~12月)の連結営業利益に4000億円のマイナス影響が出ると見られていたが、「保険」をかけることでQ3の損失を約1169億円に抑えたという。
引用元:IT Media News
また失望決算を出した後、その回帰には2~3期の時間が必要であると同時に述べました。僕はその回帰に賭け、ホールドをしたのですが、結果として前回の決算発表では実績値としての回帰は見られなかったのです。同時に僕と同じ期待を寄せていた投資家も多いのではないかと判断し、前回の決算時に幾口かを利益確定したのが流れです。
では、今回なぜ買い戻していたのか?それらの理由は以下の3つです。
- 決算後の値動きとして上を狙う展開になったため
- 米中貿易摩擦の収束
- CEOの手腕が未だに衰えていないこと
僕が売却してから2営業日の様子を見ましたが、チャートは続伸する傾向がありましたので買い戻すこととしました。しかし、リスクを考え全口買い戻しではなく、元々の保有株式数の8割程度を買い戻した形となります。
また、3つ目の条件にあるCEOの手腕についてですが、2019年にこのような記事がリリースされていました。
世界で最も優れたCEO トップ35 [2019年版]2019年10月時点
1位 エヌビディア(Nvidia)、ジェンスン・フアン(Jensen Huang)氏
引用元:BUSINESS INSIDER
決算が悪かったものの、今後の復調や業界の成長性が感じられない部門についてはすぐに縮小する判断などが好感を持たれたのでしょう。時代にコミットしたフットワークの軽い経営がCEOを評価する要因となったのかもしれません。
これらの情報を鑑み、次の決算は問題なく通過できると考えました。
また最近は報道されなくなってきていますが、自動運転も中国企業との提携を発表しており、圧倒的に利用人口の多い中国国内で利用者が増えることは今後の利益獲得に非常にポジティブなニュースです。
買い戻しの事後になりますが、AmazonやGoogle、Microsoft、IBMの決算を見ると、総じてデータセンター関連の事業は好調です。これは即ち、ハードを提供する側の業績にも影響することが伺えます。このためデータセンター部門についても収益の改善は計られると考えられ、次の決算は安定しているものと予想できます。
僕は個人的な主観ですが今年度中に300ドルに到達すると見ています。もう既に270ドルは超えました。もっと早くに到達する可能性が高いと感じています。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回の決算は今年度中に300ドルを付けるためには非常に重要な決算となりそうです。また、もし無事に通過するとこれまでのグロースとしての株価の伸びが戻ってくると考えられます。そのために何としても好決算を期待したいところですね。正直普段は決算をあまり意識することはないのですが、今回はまた特別なものということでかなり気になっています。
一生一緒にエヌビディア!エヌビディアホルダーに幸あれ!
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