びたみんしーただです.
今回は、自身のポートフォリオに組み入れを考えているGAN(ガン)についてご紹介いたします.
GAN(ガン)とは
基本情報
- 銘柄名:GAN(ティッカーシンボル:GAN)
- セクター:一般消費財
- 時価総額:約4457万ドル
現在の株価は以下の通りです.つい最近上場したばかりなのでまだデータ数は少ないですね.しかしよくよく見ると三角持ち合いの様相なので短期のチャート的には上げの可能性が高そうですね.
事業内容
次に事業内容です。GANはオンラインカジノゲームやオンラインスポーツ賭博のアプリケーションサービスを提供をする企業です。
GANは、一般にiGamingと呼ばれるオンラインカジノゲームおよびオンラインスポーツ賭博アプリケーション向けのエンタープライズソフトウェアアズアサービス(「SaaS」)ソリューションの受賞歴のあるプロバイダーです。当社がGameSTACK™インターネットゲームエコシステムプラットフォーム(「GameSTACK」)として販売している当社のテクノロジープラットフォームは、ヨーロッパと米国の両方で展開されていますが、主に米国のカジノ業界の継続的なデジタル変革を可能にすることに焦点を当てています。 2018年5月に連邦政府がスポーツ賭博を禁止したことの廃止。当社の顧客は、合法的かつ収益性が高く魅力的なコンテンツでオンラインカジノやスポーツブックを運営するために、当社のソフトウェアを利用しています。
引用元:Nasdaq
GANは上記の通り,Game STACKと呼ばれるプラットフォーム,これらのマネジメントサービスを提供する企業です.
この事業モデルの中核は,プレイヤーアカウント管理システムです.リアルマネーによる賭博行為とシミュレーションのデータを活用して当該プレイヤーのパフォーマンス分析や平均収益などを分析する機能が組み込まれています.これによりプレイヤーの興味を最大限引き出すようなマーケティングを提案できるもののようです.
またこのプラットフォームは,プレイヤーアカウントの積極性の獲得,支払いサービスの高度化,位置情報,ロイヤリティ管理,リアルタイム分析などを提供することにより,カジノ運営側が今後必要とするサードパーティシステムなどと簡単に統合できるようになっているそうで,拡張余地についても余念ないつくりとなっています.
オンラインカジノはギャンブルの新領域
オンラインカジノは2018年の米国内におけるスポーツ賭博解禁以来成長してきました.
米国内では現在,2018年5月から2019年12月までの間に、18の米国の州が何かしらのスポーツ賭博を合法化しています.
GANは,上記の州でGameSTACKを運用するための規制ライセンスを迅速に取得することにより、iGamingとオンラインスポーツブック(スポーツ賭博)を顧客に迅速に展開していこうとしています.
現在はリアルジャージiGamingプラットフォームをニュージャージー、ペンシルバニア、インディアナで運用するためのライセンスを取得しており、2020年以降は他の州でもライセンスを取得する予定のようです.
ちなみにニュージャージー州では2019年12月時点で前年比75%の成長を遂げており,ユーザーも20倍に増加しているとのことです.
このように,オンラインカジノという業界はまだまだ新規の領域であるものの,その中身はこれまでの賭博市場と同じようなクラッシックなゲームに加え,スポーツの勝敗にベットできるという新規性の高いカテゴリも内包しているのです.
即ち,広い層を取り込むことができる業界であることがわかります.
また今回のコロナショックにより,多くの顧客がオンラインカジノに興じた可能性が高いと考えられます.これが継続的に続けられれば来期以降の決算への期待も膨らみます.短期的にはコロナの影響で恩恵を預かれるのではと感じています.
参入障壁が高いビジネスモデル
このオンラインカジノ業界は,非常に参入障壁の高い事業です.そもそも賭博は,今まで禁止されていました.しかし何故かここ数年の間にスポーツ賭博が解禁されています.
これは日本の賭博事情とも比較的近いものがあります.元々賭博行為は国内においても裏社会で実施されているものでした.しかし賭博行為という性質上,大きなお金が動くことも多々あります.
もし元締めに回収されるようなことがあれば,その資金は裏社会に流れてしまい,犯罪の温床に資金提供をしてしまうことになってしまいます.
これは欧米でも同じような状況にあり,賭博を裏でマフィアが管轄することで資金流入が起きてしまっていたわけですね.
このため欧米や米国は,あえて規制緩和をすることでこれまで違法賭場でギャンブルをしていた一般人を表に引き戻しマフィアへの資金源を断つために法制度を改正しました.
またこれを国定の認可を出した企業に運営させて利益を上げさせることで,税金が発生しますので国家も税収をあげられるという仕組みになっています.
ただやはりこういった事業は国の認可があってこその事業です.このため信頼のおける企業でなければ承認を得られません.
つまりオンラインカジノ業界は成長が見込まれる上に参入障壁が高く魅力的な事業と言えるでしょう.今後の規制が厳しくなるかどうかということも心配かと思いますが,これまで禁止にしていたものを解禁したわけですから,ギャンブル依存の問題と裏社会問題を天秤にかけた結果だと思います.
おわりに
いかがでしたか?
久々に「よさげなビジネスモデルが来たな」という感じです.
参入障壁が高い上にギャンブルという大きなお金が動く事業であるため今後賭場の展開が増えれば非常に有力な市場ではないでしょうか.
ちょっと買ってみようかなと思います.IPOってところもテンバガーを夢見ちゃいますね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
↓↓クリックしていただけると元気がでます↓↓
コメントを残す