〔米国株〕新規組入れ銘柄分析:Alteryx($AYX) 2020年注目の小型グロース株

びたみんしーただです。

今回は、昨年12月に新規銘柄として組入れたAlteryx($AYX)についてご紹介します。

はじめに

昨年から少しずつ銘柄の入れ替えを行っていますが、その中でAYXは比較的高い比率で組み込んでいます。

これは2020年1月時点でのポートフォリオですが、約6%の比率で組み込んでいます。以前から投資しているAmazonやNVIDIAは比率が高いですがその2銘柄に次ぐ割合で保有しています。

Alteryx(アルタリクス)とは

基本情報

  • 銘柄名:Alteryx(ティッカーシンボル:AYX)
  • セクター:IT・通信・ソフトウェア
  • 時価総額:約102億ドル
  • 売上:4.1億ドル
  • EPS(実績):0.43ドル
  • 配当:なし
  • PER:413倍
  • PBR:29.3倍
  • ROE:7.47%

事業内容

次に事業内容です。アルタリクス(Alteryx,)はセルフサービス・データ分析ソフトウェアを提供をする企業です。

【事業内容】購読ベースのプラットフォームを提供し、組織が多数の情報源からデータを準備・混合・分析し、データ主導の意思決定を容易にすることを可能にする。機能と分析の高度化を拡大することにより、すべてのデータワーカー、ビジネスアナリスト、プログラマー、及びデータ科学者に、データ主導型の洞察へのアクセスを民主化する。プラットフォームにより、ビジネスアナリストはプロセスの任意の段階で、基礎となるデータ、メタデータ、及び適用されたアナリティクスを表示できる。プラットフォームは、各種従来型データソースとやり取りするように設計される。プラットフォームは、「Google Analytics」、「Marketo」、「NetSuite」、「Salesforce」、「Workday」などのクラウドアプリケーション、また、「Facebook」や「Twitter」などのソーシャルメディアプラットフォームからのデータを処理することもできる。プラットフォームは、Alteryx Designer、Alteryx Servver、Alteryx Connect及びAlyteryx Promoteで構成される。

引用元:マネックスス証券

上記以外にもAWSの請求代行・保守・運用・構築支援をサービスとするなど、クラウドサーバーの利用者を対象にデータ分析を簡易化するツールを提供しています。また特徴として、感覚的な操作で分析を回すことができることです。

ここでアルタリクスのサービスを導入している企業を見てみましょう。

海外企業

  • Amazon Service
  • Dropbox
  • Hawaiian Airlines
  • Dubai Airlines
  • HYATT
  • IBM
  • Microsoft
  • Pfizer
  • Unilever
  • IKEA
  • CISCO
  • DELL
  • AUDI

国内企業

  • 日産
  • 三菱電機
  • ANA
  • 資生堂
  • みずほグループ
  • 本田技研
  • ヤンマー
  • DENSO
  • LIXIL
  • Softbank
  • 日本たばこ産業
  • kubota
  • 日本キャタピラー
  • 無印良品

上記は導入している企業のあくまでも一部分にすぎません。全体的にいかがでしょうか?これらの企業のジャンルはかなりばらけているように思えます。これは前述した通り“感覚的”な操作によりデータ分析が可能となっていることの現れです。

またIT・通信関係の企業も多く導入していることから、データ分析のプロフェッショナルが使用する場合でも十分に価値のあるツールであることが伺えます。つまり、アルタリスクの提供するサービスは素人から玄人まで幅広い人材をターゲットにできているのです。

具体的には、従来のデータ分析する作業をよりシームレスなものにするというサービスです。

従来のデータ分析は以下の手順・部門で行われます。

  1. データのクレンジング・ブレンドなど(データ管理部門)
  2. 空間情報の付与(GIS部門)
  3. 最適な分析モデルのプロトタイプ作成(データサイエンス部門)
  4. アウトプットの考案と採用モデルの構築(IT部門)
  5. UIの作成(ビジュアルエンジニア部門)

このように、これまでの分析作業は各部門で役割が分担されており部門の横断的やり取りが必要となっていました。このため、手戻りがあった場合などに大きなロスが産まれることになります。

しかし、アルタリスクのサービスは上記の作業を1ユーザーがワンストップで感覚的にアウトプットの考案まで進められるため非常に効率の良い分析モデルを作成できるのです。

このため、導入企業がIT部門などに偏りがなく、異分野でも採用されているのです。

今後の成長

僕は上記の事業モデルや実績を見た時にかなりかゆいところに手が届くサービスだと感じました。

職業柄、このようなIT・通信系の部門とは程遠いのですが、建設企業も最近はICTやIoTと言った異分野との融合でどうにか生産性の向上を目指しています。しかし実態として「情報音痴」が多すぎることで進んでいないという現状があります。

特に決定的なのは、最近のAIブームなどの見出しだけを読んで

「我が社もAIを導入しよう!IoT促進だ!」

などと会社のトップが軽々しく発言します。これは大中小企業問わずです。何を対象に効率化というわけでもなくAIがあれば人間の代わりになる!と本気で思っているようで中々諭すのは大変です。皆さんも経験ありませんか?

当然、そんな業界なので、専門性の高い人材も少ない上に分析に適したデータがクレンジングされているわけでもなく適当に保管されているわけです。

以上の理由から僕自身も実務で感じていた「始めるまでのハードルが高すぎる」という点に関して、このアルタリスクのサービスは解決策の一つではないかと考えました。このサービスは異分野融合するモデルケースの作成に一役買うと確信しました。また分析にはクラウドサーバーを利用しますので、GAFAを中心としたクラウド事業が好調であるうちはこれらのサービスの導入率も比較的担保されるのではないかと考えています。

ここで株価を見てみましょう。

最近まで少し沈んではいましたが好決算もあり史上最高値を更新しています。僕は昨年の12月に購入していますので比較的安いところで買っていることになります。アルタリクスはグロース銘柄として最近知られるようになってきました。このため基本情報にあるようにPERが400倍以上という非常に先行した株価となっています。正直どこまで上がるなどの予想はついていません

また、12月時点では高値からの下げであったため、直前の高値まではその内届くのではないかと安易に予想ができましたが、ここからは青天井であるため株価予測は非常に難しいところがあります。このため、オススメの小型グロースとは言えずあくまでも自己責任で、というところです。

ここで直近の決算を確認します。

このように、直近の決算も全てガイダンスを上回り好調なことがわかります。小型グロースは決算が全てと言っても過言ではないので、決算が良いうちはホールドしていて良いと考えます。但し様々な理由でいきなり暴落する場合もありますのでフェイルセーフを用意しておくことは非常に大事です。

僕の場合、実はすでに目標株価に届いていますが、決算がかなり良好であったことを見越して利確ラインに逆指値した状態で成長を見守ろうと考えています。少し欲を出しているように思えますが、これまでの経験上精神的な安定も含めこのやり方がしっくり来ています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

久しぶりに銘柄の分析を反芻して文字に起こしてみました。バフェットもかつて言っていましたが「身近な生活の中で良いものに投資する」です。このような感覚は非常に重要ですね。僕も実社会でこのようなサービスに助けられていますのでこういった感覚は大事にしたいですね。強いて言うなれば建設業界はこういうことに疎すぎて情報が回ってくるのも非常に遅いというところです。もっと早ければもっと早く買えたのに・・・と思ってしまします。

いずれにしてもこういった新規企業を研究する探究心はこれからも持って挑みたいと思います。NVIDIA以来の小型グロースへの挑戦!どうなるか楽しみですね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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