こんにちは。びたみんしーただです。
先月は更新が止まってしまいました。思っていた以上に多忙な毎日を過ごしています。ある意味で充実と言う名の幸福なのかもしれませんね。
また、世間は改元による空前の令和ブームとなっていますが、米国株投資家にとってはなんてことないことですね。ただ、ここ最近は決算シーズンもあり米国株界隈もそれなりに動きがありました。今回は決算通過をした銘柄も含めて考察してみたいと思います。
前回記事についてはこちらです。
今月のポートフォリオ
ポートフォリオ内訳
今回のポートフォリオの内訳を見ていきます。
特に変化はありません。下げてきている銘柄もありますが、基本的には市場が好調であるため買い均しするには少しもったいない局面にも思えますね。
損益率内訳
前月比でみると、先月のPF経過報告に続き、ハイテク関連が好調です。しかし好調であったタバコ銘柄が下げましたので先月までの上げは打ち消された形となりました。また、ヘルスケア関連に属するPFEですが大きく下げています。買値を下回りました。これは米国内でのオバマケアに代わる皆保険制度見直しの法案が棄却されたためです。結果として市場に不安が広がりました。
総評
軒並みハイテク関連株の調子はかなりよさげです。しかしながら、タバコやヘルスケアと言ったスポット的な要因で平均を大きく下げています。また、そんな状況にもかかわらずS&P500指数は堅調な推移を見せています。改めて市場からのアウトパフォームと言うのは難しいことなのだと改めて考えさせられますね。
先月時点では今年のパフォーマンスにおいてかなり市場平均に近づきましたが、今月の下げによって乖離がでてきました。やはり景気や政治動向に左右されやすい石油・タバコ銘柄が含まれていることが要因と思われます。また、それらをカバーできるほどセクターを分散していませんので、変化が大きいPFの組み合わせになっているということです。
また、ダウもそうですが米国株の指標関係、そしてTwitterはかなりイケイケな雰囲気になりつつあります。
有名なハイテク投資家さんに関しては、最初は『危ない』『フルインベストは危険そのもの』などとツイートしていた方々も見事に手のひらひっくり返して自分からフルインベスト決めこんじゃってたりします。極めつけは人の投資法や運営方法にいちゃもん付ける人も湧いてきていますので、これは一言でいうと『楽観』そのものです。
僕たちは去年何を学んだのでしょうか?こういう人たちが湧いたらそろそろ・・・であるということを知りました。それを学んでいない、学ぼうとしないのだとしたら、地獄に落ちてマナーモードのようにブルブル震えるしかなくなるのです。
市場はいつだって小悪魔的で10人にモテたら全員ととりあえず1回寝て、最後はその内の1人とどっか行っちゃうんですね。残された9人は西野カナみたいに震えすぎて脳みそグラングランになって柱の角に頭を打ち続ける日々を暮らしていくもんですね・・・。
決算シーズン
さらっと流していますが、今月を迎えるにあたり四半期決算を通過した銘柄もあります。ハイテク関連については今後個別の記事でまとめますので、その他のダイジェストを見ておきましょう。
PFE:ファイザー
ファイザー決算
Pfizer (NYSE:PFE) Q1’19
EPS(Non-GAAP) $0.85 予想 +$0.10
売上 $13.12B (+1.6% Y/Y) 予想 +$110M製薬大手。NYダウ構成企業。株価は時間外で+1.8%
PDF: https://t.co/6iQFDN5g4B pic.twitter.com/nsljkmD4ef
— 米国株 決算マン (@KessanMan) 2019年4月30日
下落がPFに影響したファイザーですが、決算自体は安定したものでした。しかしながら先述した法案の関係からセクター自体が大きく下げましたのでそれに引きずられて下げている形となります。何にせよ決算は良好なので、このあたりのゴタゴタが片付けばまた元に戻す+αと思われますので買い増しを検討しても良いのかもしれませんね。
MO:アルトリア
アルトリア決算
Altria (NYSE:MO) Q1’19
EPS(Non-GAAP) $0.90 予想 -$0.03
売上 $4.39B (-6.0% Y/Y) 予想 -$210M米タバコ大手。株価は時間外で-5%
PDF: https://t.co/7yP5nEf55D pic.twitter.com/cZ9DtfEF4R
— 米国株 決算マン (@KessanMan) 2019年4月25日
米国タバコ銘柄を代表するアルトリアですが、決算は不調でした。需要自体がかなり減ってきている中でこれからどう展開していくのかが鍵となります。これらの喫煙に関する話題と言うのは社会問題でありますので、今後存続していくための策を企業が考えていないわけがありません。前回も記述しましたが、大麻関連企業の買収をしていますので、今後の需要が大麻にシフトしたとしてもアルトリアは同じようなスキームを作り上げると期待しています。
PG:プロテクターアンドギャンブル
P&G決算まとめ
・Honestなど新興勢に対抗し自然派の製品群を投下し応戦。
・ジレットの弱さ続く。
・Tide(洗剤)やビューティー部門は安定。https://t.co/LSv6BkBCug— 米国株 決算マン (@KessanMan) 2019年4月23日
配当性向がかなり高まっており、もう潮時と言われていたPGですが好決算での通過です。新興国に対して等のマーケティングが玄人っぽくて好きですね。伊達に何十年も増配してきていませんね。企業の安定感を感じます。しかし、先日JNJでのベビーパウダーの事件がありましたが、起業は大きく安定するほどにこういった綻びが出やすくもなりますので気を引き締めた経営をしてほしいですね。何はともあれGOODです。
CVX:シェブロン
シェブロン決算
Chevron (NYSE:CVX) Q1’19
EPS $1.39 予想 +$0.09
売上 $35.2B (-6.9% Y/Y) 予想 -$3.23BNYダウ構成のオイルメジャー。株価は時間外でフラット
PDF: https://t.co/BT6kVcZG6Dhttps://t.co/YjlMPIk0BS pic.twitter.com/TRSCPCr9Nw
— 米国株 決算マン (@KessanMan) 2019年4月26日
景気動向に左右されやすい石油銘柄CVXですが、今回は決算がイマイチでした。株価も下げ始めています。世界全体での景気後退がささやかれる中で、その恩恵を預かりやすい石油銘柄は少し不利な状況です。しかながら景気が悪化していた期間も乗り越えてきた銘柄でもありますのであまり悲観はしていません。また、外貨などの影響もかなり受けやすいセクターですのでもう少し長期の目線で見ればなんてことないかと思います。今後の株価上昇に期待しましょう!
MCD:マクドナルド
マクドナルド決算
McDonald’s (NYSE:MCD) Q1’19
EPS(Non-GAAP) $1.78 予想 +$0.02
売上 $4.96B (-3.6% Y/Y) 予想 +$20M既存店売上高 5.4%増 (予:3.5%増)
3月末から株価新高値更新し続けている。
株価時間外で+2.4% (NYダウ構成企業)https://t.co/OfLBJDAy7M pic.twitter.com/bS3l6tJAFf
— 米国株 決算マン (@KessanMan) 2019年4月30日
言わずとしてたファストフードの王様、マクドナルドですが、相変わらずの好決算です。ツイート内にもありますが高値更新をずっと続けています。かく言う僕もマックの食べ過ぎで太ったと言っても過言ではありません。ダブルチーズバーガーとてりやきマックバーガーのセット、ナゲット5ピースが定番です。安価で中毒性のあるフードを提供する企業ですので、今後も利用者が増えることが予想されます。配当だけではなく、しっかりとキャピタルゲインも取れるような黄金銘柄かもしれませんね。
V:ビザ
VISA決算まとめ
✓ 為替の影響受けるも営業利益率は相変わらず高い66%
✓ 幅広い決済関連テクノロジーに種を撒く
✓ 東京オリンピックに向けて日本でもまだまだVisa拡大を狙うhttps://t.co/v0ZP6Klh39
— 米国株 決算マン (@KessanMan) 2019年4月25日
NISA枠で採用したハイテク銘柄VISAですが、決算は好調でした。しかし成長率が鈍化したことと、競合であるマスターカードがApple Cardと提携したことにより決算後は売られる展開となりました。とは言えかなりの成長率をキープしていますし実績も申し分ありませんので保有で良いと思います。日本国内でいうと、マスターカードは少し提携店舗が少ないように思います。VISA安定です。海外でもそうですね。今後は、個別にみるとApple Cardの契約でしばらくマスターカードが先を行くことになるかと思いますが、業界全体として問題なく成長していくと思われます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
最近の楽観ムードはかなり危険信号として捉えています。もう投資の話やツイートをする人自体が減ってきているのがサインのような気がしますね。かく言う僕も何かアクションを起こしたわけではありませんが、こういう時こそ神経質になっています。これは成長というものです。
記事を書きながら毎回戒めています。今年も頑張りましょう!令和!令和!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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